【WBC】「日本野球の魂を活かす」侍ジャパン、最終メンバー30人発表 栗山監督「世界一」と目標掲げる

3月8日に開幕する「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」WBC/ワールド・ベースボール・クラシック)の記者会見が26日、都内で行われ、栗山英樹監督が登壇。侍ジャパンの招集メンバーが発表された。

■山田、吉田らが名を連ねる

6日には大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)やダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)らが第1次メンバーに名を連ねていた。

この日は前回大会メンバーで、東京五輪金メダル獲得に貢献した山田哲人(東京ヤクルト・スワローズ)や、今オフMLB入りした吉田正尚(ボストン・レッドソックス)、日系選手としては初の代表入りとなるラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)などが名を連ね、最終メンバー30人が出揃った。

栗山監督は選出ポイントについて「日本野球の魂、それを活かし続ける野球を考えた。ピッチャーを中心とする守りの野球。最後に投手の15人を考えた。自分の中でこれが作りやすいんじゃないか。世界一を目指して戦いたい」とコメント。

選出時には各選手に電話したといい、「選手と戦っていきましょうと覚悟をもって電話した。つながったときの緊張感はあったし、その選手たちの思いを胸に勝ち切れるようにしたい」と述べた。

カギとなる試合については「全てです」と答え、「そんなに(試合が)多くあるわけではない。全部の試合で勝負と思って戦っていきたい」と言及。

WBCの目標については「世界一、それだけです」と力強く語り、3大会ぶりの戴冠に向けて意気込んだ。

招集メンバーは2月17日から10日間、宮崎県のひなたサンマリンスタジアム宮崎などでキャンプを実施。2月末から3月上旬に練習試合などを行い、3月9日から「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」に挑む。

侍ジャパン・追加発表メンバー

松井裕樹(東北楽天ゴールデンイーグルス) 栗林良吏(広島東洋カープ) 湯浅京己(阪神タイガース) 大勢(読売ジャイアンツ) 宮城大弥(オリックス・バファローズ) 宇田川優希(オリックス・バファローズ) 高橋奎二(東京ヤクルト・スワローズ) 高橋宏斗(中日ドラゴンズ) 伊藤大海(北海道日本ハムファイターズ)

中村悠平(東京ヤクルト・スワローズ) 大城卓三(読売ジャイアンツ)

山田哲人(東京ヤクルト・スワローズ) 山川穂高(埼玉西武ライオンズ) 周東佑京(福岡ソフトバンク・ホークス) 中野拓夢(阪神タイガース) 岡本和真(読売ジャイアンツ)

吉田正尚(ボストン・レッドソックス) ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)

侍ジャパン・一次発表メンバー

◆1月6日記者会見で発表

2 源田壮亮(埼玉西武ライオンズ) 3 牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ) 8 近藤健介(福岡ソフトバンク・ホークス) 10 甲斐拓也(福岡ソフトバンク・ホークス) 11 ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス) 12 戸郷翔征(読売ジャイアンツ) 14 佐々木朗希(千葉ロッテ・マリーンズ) 16 大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス) 18 山本由伸(オリックス・バファローズ) 21 今永昇太(横浜DeNAベイスターズ) 51 鈴木誠也(シカゴ・カブス) 55 村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ) ※数字は背番号

文●SPREAD編集部

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