元日本ハム、ソフトバンクのマルティネスがレッズ残留へ MLB2年ぶりのクオリファイング・オファー受諾

CINCINNATI, OHIO - MAY 22: Nick Martinez #28 of the Cincinnati Reds pitches in the first inning against the San Diego Padres at Great American Ball Park on May 22, 2024 in Cincinnati, Ohio. (Photo by Dylan Buell/Getty Images)


CINCINNATI, OHIO - MAY 22: Nick Martinez #28 of the Cincinnati Reds pitches in the first inning against the San Diego Padres at Great American Ball Park on May 22, 2024 in Cincinnati, Ohio. (Photo by Dylan Buell/Getty Images)

◆ マルティネスはレッズ残留へ

 現地時間18日、シンシナティ・レッズからFAとなっていたニック・マルティネス投手(34)がクオリファイング・オファー(QO)を受諾することをMLB公式が報道。1年2105万ドルの契約でレッズに残留する。

 2014年にレンジャーズでMLBデビューを果たしたマルティネスは、2018年から日本ハム、2021年はソフトバンクで計4シーズン所属。NPB通算63登板で21勝22敗、1ホールド1セーブ、防御率3.02を記録した。2021年にはアメリカ合衆国代表として東京オリンピックに出場。翌2022年からMLBへ復帰し、パドレスでプレー。昨季終了後に2年2600万ドルの契約でレッズに加入した。

 今季は先発、中継ぎ両方を務め、42登板で10勝7敗7ホールド、142回1/3を投げて防御率3.10、116奪三振とキャリアハイの好成績をマーク。シーズン終了後にオプトアウト権を行使してFAとなっていた。当初の契約では来季年俸1200万ドルだったため、結果的に昇給での残留が決定。現時点で来季レッズの最高年俸選手となっている。

 QOとは、シーズン終了後にFAとなる選手に対して所属球団が規定額の単年契約を提示できる制度。このオファーを拒否した選手が他球団に移籍した場合、獲得球団から元の所属球団へドラフト指名権が譲渡される。契約額は年俸上位125選手の平均額で算出され、今季は過去最高額の2105万ドル。2012年に制度開始され、マルティネスは2年ぶり、14人目の受諾者となった。

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