ロッテ・吉井理人監督、メジャー挑戦の佐々木朗希にエール「さらにレベルアップすることも出来る」


 ロッテは9日、佐々木朗希投手のポスティングによるMLB球団への移籍に向けた手続きを開始。

 吉井理人監督は「チームとしてはもちろん、とても痛いです。ただ自分もアメリカでプレーをした事があるので気持ちはものすごくわかります。そして若い今、チャレンジしたいという気持ちも分かります。未完成な部分は正直、まだまだありますが、アメリカで自身を磨き、さらにレベルアップすることも出来るのではないかとも考えます」と佐々木朗希を思いやった。

 「2020年、石垣島キャンプのブルペンで初めて目にした彼の投球は私にとって野茂英雄を初めて見た時以来の衝撃でした。それを向こうでぜひ証明して欲しいです。頑張ってください」とエールを送った。

 佐々木朗希は19年ドラフト1位でロッテに入団し、1年目は体力作りに充て一、二軍ともに登板なし。2年目の21年にプロ初登板を含む11試合・63回1/3を投げ、3勝2敗、防御率2.27。3年目の22年には完全試合を達成するなど、同年20試合・129回1/3を投げ、9勝4敗、173奪三振、防御率2.02。5年目の今季は18試合・111回を投げ、10勝5敗、防御率2.35。

 日本ハムとのクライマックスシリーズファーストステージでは、開幕戦、交流戦開幕、交流戦明けのリーグ戦再開の初戦と、大事なゲームの初戦はチーム最多の12勝を挙げた小島和哉が先発してきたが、佐々木朗希が大事なCS初戦のマウンドを託され、8回・112球、5被安打、9奪三振、無失点で勝利投手となった。結果的に、これが今季最後のマウンドだった。

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