DeNA・佐野、阪神・大山らが国内FA権を取得…今オフ注目の“94年世代組”


 11月5日にFA申請手続きがスタートする。FA宣言する選手は日本シリーズが終了した翌日から土日、祝日を除く7日間以内に、権利を行使するか表明しなければならない。今年の締切日は11月13日。宣言した選手は14日にFA宣言した選手として公示され、翌15日から全球団と契約が交渉可能になる。

 今季国内FA権を取得した選手は24名。“92年世代”の7人に次いで、今季国内FA権を取得した選手が5人の“94年世代”が注目だ。“94年世代”の5人は、京田陽太(DeNA)、佐野恵太(DeNA)、大山悠輔(阪神)、石井一成(日本ハム)、田中和基(楽天)。25年シーズンで年齢が31歳とFA市場の中では比較的若く、新天地で活躍を求めるにも年齢を重ねすぎていないという部分でも魅力。

 DeNAの佐野は20年に打率.328で首位打者に輝くと、同年から3年連続打率3割をクリア。今季は139試合に出場して打率.273、8本塁打、62打点だったが、7月には月間MVPに輝いた。レギュラーに定着した20年から5年連続で規定打席に到達し、故障にも強い。

 阪神の大山は16年ドラフト1位で阪神に入団し、熱い阪神ファンから時に厳しい声もありながらも、阪神の主軸として立派に務めている。今季は130試合に出場して、打率.259、14本塁打、68打点。2年目の18年から7年連続で二桁本塁打を放ち、19年から6年連続で60打点以上を挙げている。

 この5選手は国内FA権を行使して他球団に活躍の場を求めるのか、それとも来季も同じチームでプレーするのか、その動向に注目が集まる。

▼国内FA権を取得した94年組の成績
京田陽太(DeNA)
今季:101試 率.245 本1 点27
通算:894試 率.245 本24 点217

佐野恵太(DeNA)
今季:139試 率.273 本8 点62
通算:842試 率.289 本90 点388

大山悠輔(阪神)
今季:130試 率.259 本14 点68
通算:977試 率.268 本137 点551

石井一成(日本ハム)
今季: 68試 率.234 本4 点18
通算:635試 率.215 本22 点126

田中和基(楽天)
今季: 68試 率.129 本0 点1
通算:596試 率.216 本31 点93

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