ロッテ・和田康士朗、逆方向の打撃に「今のところいい感じ」〜11月2日のZOZOマリン秋季練習〜


 ロッテの秋季練習が2日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。

 この日は朝から雨が降っていたため、室内練習場での練習となった。この秋は“逆方向”への意識を強く持って打撃練習を行っている和田康士朗は、「今のところいい感じです」と、今日もセンターから反対方向に打った。

 10月29日のロングティーでは、何本もスタンドに打球を飛ばしていた。和田本人も「最初は全然飛んでいなかったですけど、だんだんやっていくうちに飛ばし方というのがちょっとずつわかってきたのかなと思います」と手応え。

 和田といえば、三塁前にセーフティバントを昨季は多く行っていたが、今季は「去年色々数多くやって、今年はサードが前目であったり、警戒されているのがあった」と、今季は三塁側のセーフティバントが減り、バント安打も去年の5本から今季は1本に減った。

 和田は10月19日の秋季練習で、金子誠コーチから一塁方向のセーフティバントについてアドバイスを受けていた。その内容について和田に聞くと、「ピッチャーとファーストの間を狙ってということを言われました」とのことだ。この秋は重点的に一塁側のセーフティバントの練習を行う。三塁側だけでなく、一塁側にもセーフティバントを決められるようになれば、大きな武器となりそうだ。

 「バッティングを一番アピールしていけたらと思います」と和田。20年から試合終盤の“代走の切り札”として起用されてきているように、走塁、守備に関してはチームトップクラス。打撃力が向上すれば一気にレギュラーも見えてくる。

取材・文=岩下雄太

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