DeNAがソフトバンクの日本シリーズ連勝を「14」で止める エース東が仁王立ち、桑原V弾&美技!


SMBC日本シリーズ2024第3戦
● ソフトバンク 1 - 4 DeNA ○
<10月29日 みずほPayPay>

 DeNAは今シリーズ初勝利で通算1勝2敗。2018年の広島戦から続いていたソフトバンクの日本シリーズ連勝を「14」で止めた。

 先発の東は阪神とのCSファーストステージ初戦(甲子園)に先発するも、走塁で左太腿裏の肉離れを発症。巨人とのファイナルステージでは登板しなかった。チームメイトの頑張りで日本シリーズ進出を決め、阪神戦から中16日で復帰登板。味方打線が1回表にこのシリーズ初の先制点を奪い、1点リードで1回裏のマウンドに上がった。

 一死から2番・柳田に不運な内野安打を許すと、続く栗原には右前打を許し一、二塁。4番・山川は併殺コースの遊ゴロに仕留めたかと思われたが、遊撃・森敬がファンブルし二塁封殺での1アウトしか奪えなかった。二死一、三塁となり、5番・近藤に痛打。フルカウント後のチェンジアップを左前へ弾き返され同点に追いつかれた。

 それでも、2回以降は要所を締める尻上がりの投球。強力・ソフトバンク打線に的を絞らせず7回105球、10安打1失点の粘投で日本シリーズ初勝利を手にした。

 打線は初回、1番・桑原の右翼線二塁打などで一死三塁の好機を作り、3番・牧の遊ゴロの間に先制。同点に追いつかれたあとの5回は桑原の左越えソロで2-1と勝ち越したあと、5番・筒香の右犠飛で3-1とリードを広げた。8回は8番・戸柱の右中間適時二塁打で貴重な4点目。桑原は先制生還と決勝のソロアーチで2得点を記録し、中堅守備でも2回に華麗なダイビングキャッチを披露し攻守でチームを牽引した。

 救援陣は8回に伊勢がゼロを刻み、9回は守護神・森原が無失点で締め日本シリーズ初セーブを記録。敵地で快勝し、今シリーズの対戦成績を1勝2敗とした。

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