DeNA、本拠地で痛恨の2連敗…オースティン欠場で組み替えた中軸が不発、齊藤明雄氏「宮﨑と筒香が心配」


◆ 第1戦で左足甲に自打球のオースティンは欠場…

 横浜スタジアムで行われた『SMBC日本シリーズ2024』の第2戦はソフトバンクが6-3で勝利。DeNAは3-5で敗れた第1戦に続き、2連敗スタートとなった。

 第2戦の先発を託された大貫晋一は、初回に先制2ランを浴びるなど3回途中7安打5失点(自責点4)でノックアウト。5回以降はリリーフ陣が5イニング連続で3者凡退に抑える力投リレーを見せたが、序盤の失点が重くのしかかる結果となった。

 打線は6点ビハインドの5回、一死から8番・森敬斗、代打・松尾汐恩、1番・桑原将志の3連打で2得点。7回は二死から桑原、2番・梶原昂希、3番・牧秀悟の3連打で3点目を奪ったが、なおも二死二、三塁の好機で4番・筒香嘉智は遊ゴロに倒れた。

 反撃は3点止まりで、3-5で敗れた第1戦に続き本拠地で痛恨の2連敗。27日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に解説者として出演した齊藤明雄氏は、この2戦の感想を問われ「宮﨑と筒香が心配」とコメントした。

 宮崎敏郎は6試合で打率.167(24打数4安打)に終わった巨人とのCSファイナルステージに続き、日本シリーズも2試合で打率.125(8打数1安打)と低調。同じく解説者として出演した谷沢健一氏は「巨人とのファイナルが死闘でしたからね。よくDeNAが勝ち上がってきたと思いますよ。そういった疲れというか、『俺たちはやったんだ』という意識が強すぎるとつながりが欠けてくる。うしろにつなぐという意識の打線なら、もっとしつこく戦えると思う」と第3戦以降への巻き返しに期待を寄せた。

 筒香は第2戦を欠場したタイラー・オースティンに代わり「4番・左翼」で先発フル出場するも、7回の好機で凡退するなど4打数無安打2三振と不発。谷沢氏は筒香の状態について「実戦での出場がここまで多くないから、ポイントでの捉え方がいまひとつで(ボールを)待ち切れていない」と分析。齊藤氏は「真っ直ぐを強く叩き返そうとしすぎていて、力任せに振ってるような感じもあった。今日なんかも久々のスタメンということもあってか、力みすぎているように見えた」と指摘した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

ジャンルで探す