ソフトバンク、日本シリーズ新記録の13連勝 小久保監督「有原に尽きる」


SMBC日本シリーズ2024第1戦
● DeNA 3 - 5 ソフトバンク ○
<10月26日 横浜>

 パ・リーグ王者のソフトバンクが、セ・リーグ3位から勝ち上がってきたDeNAとの第1戦に勝利。これで日本シリーズは広島と対戦した2018年の第3戦以降、4シリーズをまたぎ13連勝となった。

 先発の有原は1回裏のピンチを無失点で切る抜けると、直後の2回表、9番打者として大仕事。二死満塁の好機でDeNA先発・ジャクソンから先制の右前2点適時打を放ち、一塁ベース上でガッツポーズを見せた。

 マウンドに戻った最多勝(14勝)右腕は尻上がりの快投。5回は代打・フォードに右翼ポール際への大ファウルを打たれヒヤリとしたが、最後までDeNA打線に得点を許さず7回104球、4安打無失点、4奪三振2四球の内容で救援陣にバトンを渡した。

 打線は2点リードの9回、3番・今宮の右越え2点適時二塁打、5番・栗原の左前適時打で3点を追加。リリーフは8回に2番手・ヘルナンデスがゼロを刻むと、5点リードの9回はオスナが3点を奪われたものの、辛くもリードを保ち第1戦を制した。

 試合後、インタビューに応じた小久保監督は「言うことないですね。二死満塁で自分でタイムリーを打ちましたし。有原に尽きると思います」と、投打両面で活躍したエースの働きを絶賛。これでチームは日本シリーズ最長記録を更新する13連勝となったが「3つ負けられるのが日本シリーズなんで、あまりそこは気にせず、一戦一戦やっていきます」と次戦を見据えた。

【ソフトバンク:直近の日本シリーズ成績】

<2020年:対巨人>
第4戦:4-1(PayPayドーム)
第3戦:4-0(PayPayドーム)
第2戦:13-2(京セラD大阪)
第1戦:5-0(京セラD大阪)

<2019年:対巨人>
第4戦:4-3(東京ドーム)
第3戦:6-2(東京ドーム)
第2戦:6-3(ヤフオクドーム)
第1戦:7-2(ヤフオクドーム)

<2018年:対広島>
第6戦:2-0(マツダ)
第5戦:5-4(ヤフオクドーム)
第4戦:4-1(ヤフオクドーム)
第3戦:9-8(ヤフオクドーム)
第2戦:1-5(マツダ)
第1戦:2-2(マツダ)

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