ソフトバンクが先勝、解説陣は二遊間コンビの美技を大絶賛 真中氏「ダブルプレー崩れでも1点を取られるケース」

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◆ 小久保監督も「川瀬に尽きる」と賞賛

『2024 パーソルクライマックスシリーズ パ』ファイナルステージ第1戦は、ソフトバンクが5-2で日本ハムに快勝。優勝アドバンテージを含めファイナルステージの対戦成績を2勝0敗とした。

 ソフトバンク打線は2回、7番・正木智也の左前適時打で先制。1-1の同点に追いつかれた直後の3回は、二死一塁で4番・山川穂高が中越えの適時二塁打を放ち再びリードを奪った。4回は今宮健太が左越えソロ、5回は3番・栗原健太の右越えソロを放ち2点を追加。日本ハム先発・伊藤から4点を奪い6回途中でノックアウトしした。8回は山川の左越えソロで5点目。計3本塁打の一発攻勢で着実に得点を重ねた。

 先発の有原航平は初回から丁寧な投球。1点リードの3回は不運な適時内野安打で同点に追いつかれるも、なおも一死一、三塁のピンチで2番・松本剛に許した中堅に抜けそうな痛烈なゴロを二塁・川瀬晃が横っ飛びで好捕。これが4-6-3と渡る併殺となり、有原はバックの好守にも助けられ序盤のピンチを最少失点で凌いだ。

 1失点のまま迎えた7回にソロ本塁打を浴びるも、7回81球、6安打2失点、8奪三振2四球の好投。日本ハム先発・伊藤大海との“最多勝対決”を制し勝利投手となった。

 16日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』のMCを務めた真中満氏は、「有原投手のピッチングも非常に良かったんですけど、3回の川瀬選手のビッグプレーですよね。あのピンチをダブルプレーで切ったことによってソフトバンクの流れになった。ダブルプレー崩れでも1点を取られるケースでしたから。今宮選手の肩も含め、うまく(併殺が)取れたと思います」と二遊間コンビの連携を絶賛。

 この試合の解説を務めた館山昌平氏も「大きかったですよね。同点に追いつかれた直後で、状況的には前進(守備)も考えられる状況。その中で、ダブルプレーを取ると選択した中でのこのプレー」と力説した。

 現役時代に二塁手部門で4度のゴールデングラブ賞に輝いた仁志敏久氏は、まず横っ飛びで好捕した川瀬について「最後に飛びついたときに、もうひとつバウンドが来ちゃってるんですよね。ハーフバウンドで上がったところを飛びついて捕るのは難しい」と解説。さらに「このあと、今宮が回転して投げたところも素晴らしい。あの距離で回転して投げると、どこに行くかわからない。内野手の感性で、ファーストがどの辺にいるかなんとなく分かっていたと思う」と丁寧に一連のプレーを振り返った。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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