阪神の1、2番がDeNA投手陣に封じられる　金村氏、近本は「タイミング崩していますよね」、中野は「強引なバッティング」

CSファーストステージ第2戦
● 阪神 3 － 10 DeNA ○
＜10月13日　甲子園＞

　12日にニッポン放送で放送された2024 JERAクライマックスセ 阪神－DeNA戦（MBSラジオの制作）で解説を務めた金村義明氏が、阪神の1番・近本光司、2番・中野拓夢について言及した。

　近本が1戦目4打数1安打、2戦目が5打数0安打、中野は1戦目が4打数0安打、2戦目が5打数1安打とチャンスメイクすることができなかった。

　金村氏は近本について、5回の第3打席空振り三振に倒れると、「スイングがあっていないですね。今のも外から入ってくるスライダーなんですけど、当てに行って当たらず、珍しいスイングですよね」と指摘。近本は7回の第4打席、投手ゴロに打ち取られると、金村氏は「タイミング崩していますよね。今のも真っ直ぐどん詰まりでしょう」と話した。

　中野について金村氏は「強引なバッティングになりつつある」とポツリ。7回の第4打席、サードライナーに打ち取られた打席について金村氏は「この2試合で初めて逆方向に打ったんじゃないですか。それでもまだ合わせているんですよね。あれが三遊間にきっちりバットの角度が入らないと。三遊間、一、二塁間にシュアに行くバッターにならないと、昨年の最多安打には戻らないですよね。強いスイングも必要かもしれないですけど、相手の力を利用しながらバッティングのうまさというのをね。中野は相手の力を利用しながら弾き返すような上手いバッターにならないとね」と自身の見解を述べていた。

　3番・森下翔太の打撃が好調だっただけに、1、2番が出塁することができなかったのは痛かった。

（提供＝MBSベースボールパーク）