青木宣親、現役時代に印象に残ったことは「ワールドシリーズに出られたこと」ダル、大谷、千賀…WSを目指し戦う日本人選手たち
during game 3 of the American League Division Series at Kauffman Stadium on October 5, 2014 in Kansas City, Missouri.
今季限りで現役引退したヤクルトの青木宣親は、2014年にはロイヤルズでワイルドカードを勝ち抜き、当時メジャー新記録となるポストシーズン8連勝を達成し、チームとして29年ぶりとなるワールドシリーズに出場に貢献した。ワールドシリーズでは3勝4敗でサンフランシスコ・ジャイアンツに敗れたが、雰囲気がとても印象的だったという。
今年はドジャース大谷翔平やメッツ千賀滉大、パドレスダルビッシュ有・松井裕樹、タイガース前田健太らがワールドチャンピオンを目指して戦っている。日本人がワールドシリーズ出場となれば2018年のドジャース前田健太以来となる。
2014年ポストシーズンを勝ち抜いた当時のことについて青木は「あの年は地区優勝したエンゼルスが"優勝出来る力がある"と言われていた中で、ウチが3連勝で下馬評を覆した」と、当時のエンゼルスはアメリカンリーグ最高勝率の.605(98勝64敗)を記録し、5年ぶりの地区優勝を決めて圧倒的な強さを誇っていた。「その辺まで行くと力が拮抗しているから、勢いがある方が勝てる可能性はある。流れとか、勢いって凄く大切だなと感じた」と振り返る。
ワールドシリーズの雰囲気について青木は「僕のイメージだと地鳴りのような大歓声が響き渡っていたというか。プレーオフは全体的に凄く熱い雰囲気はあるけど、更に盛り上がっていた様な感覚はありました。やはり球場の造りもね、3階くらいまであるので上から声援が降りかかってくる様な、それは凄い感じましたよね」と話す。
引退会見では印象に残っている事として「ワールドシリーズに出られたこと」と話していた。古巣のロイヤルズは9年ぶりのワールドチャンピオンを目指している。ワールドシリーズで大谷翔平のドジャースやダルビッシュ有・松井裕樹のパドレス、メッツの千賀滉大と対戦するかもしれない。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
10/09 08:00
ベースボールキング