広島、3連敗でCS進出へ崖っぷち…敵地では11連敗、坂口氏「一番苦しい時期が一番大事なときにきちゃった」


◆ 9月1日の時点で貯金14も…1ヵ月後まさかの借金3

 広島は横浜でのDeNA戦に1-3で敗れ敵地11連敗。3位・DeNAとのゲーム差は「3」に広がり、CS進出は絶望的となった。

 先発の森翔平は3回まで1安打無失点の好スタート。しかし1点リードの4回、一死からの連打などで満塁のピンチを招き、6番・桑原将志に右翼線に落ちる2点適時二塁打を許し逆転された。さらに、続く戸柱恭孝には中前適時打を浴び3失点目。この回だけで6安打を集中され、4回途中7安打3失点で3敗目(1勝)を喫した。

 打線は3回、3番・野間峻祥の併殺崩れの間に先制点を奪うも、DeNA先発のアンドレ・ジャクソンを打ち崩せず4回以降は無得点。リリーフ陣は無失点でつなぎ、2点ビハインドの8回裏は守護神の栗林良吏を投入するも勝利にはつながらなかった。

 広島は1-5で敗れた8月29日の中日戦(バンテリンD)から、これでビジターゲームは11連敗。残り3試合で今季の通算成績は66勝69敗5分けとなり、勝率5割以下でのレギュラーシーズン終了が確定した。

 セ・リーグワーストタイ記録となる月間20敗を喫した9月に続き、10月も黒星スタートで借金3。1日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』のMCを務めた高木豊氏は「本当にみんな苦しんで、一生懸命やっているのはわかるですよ。でも、やろうとしていることに、もう体がついていかないみたいな…」と同情。

 解説者として出演した坂口智隆氏も「なかなかうまく噛み合わない。一番苦しい時期が一番大事なときにきちゃった、という感じですよね」と、負のスパイラルから抜け出せない赤ヘル軍団の現状をおもん慮った。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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