阪神、王者の意地見せ9月に猛追も…力尽き3連敗、球団初のリーグ連覇ならず


○ ヤクルト 7 - 2 阪神 ●
<25回戦・神宮>

 阪神は最後に力尽き3連敗。優勝マジックを「1」としていた巨人が4年ぶりのセ・リーグ制覇を果たし、阪神は2リーグ制後初のリーグ連覇を逃した。

 先発のビースリーは2回、1番・長岡に先制の中前適時打を許すと、なおも二死一、二塁で3番・サンタナに痛恨の3ラン被弾。3回表の攻撃で代打を送られ、先発した試合では来日最短となる2回4失点で降板した。

 打線は3番・森下の左前適時打などで4回までに2点を返すも、5回以降は5イニング連続で3者凡退。最後は18打者連続アウトのまま試合終了となった。

 阪神は岡田監督が再就任した昨季、85勝53敗5分けの成績で18年ぶりのセ・リーグ優勝を達成。日本シリーズではオリックスとの関西対決を制し、38年ぶり2度目の日本一に輝いた。

 今季はなかなか貯金を上積みできなかったものの、9月に入り2度の5連勝をマークするなど首位・巨人を猛追。9月22日の直接対決第1ラウンドを制し1ゲーム差にまで迫ったものの、翌23日の第2ラウンドに敗れ、ここから3連敗。最後に力尽き、2リーグ制以降、球団初のセ・リーグ連覇を果たすことはできなかった。

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