阪神、実らなかった9回の代打策に…齊藤明雄氏「原口がいたんでね。その前で勝負できなかったかな…」と注文


 阪神が広島にサヨナラ負け。9月絶不調の鯉に敗れ、優勝を争う巨人に水を開けられた。

 先発の大竹耕太郎が初回に坂倉将吾にタイムリーを許し、2点を献上してしまうも、その後は立ち直り先発の役目を果たすと、ここまで打ちあぐんでいた広島の先発・大瀬良大地から7回に佐藤輝明のソロ、8回にも森下翔太のタイムリーで同点とした。しかし回をまたいだ村上頌樹が、12回1アウトから大山悠輔のエラーで野間峻祥にセカンド進塁を許し、さらに代打の末包昇大にサヨナラ二塁打を浴び万事休すとなってしまった、

 27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では9回の阪神の攻撃に着目。解説として出演した齊藤明雄氏は「絶対点を取らないといけない場面ですよ」と言い切りつつ「 (佐藤輝明が)ヒットが出てバンドエラーでノーアウト1・3塁になった場面ですからね。そこで(糸原健斗が)打ち取られて、またフォアボールで満塁になって、あとの梅野が三振してしまってますからね」と状況を整理しながらダメ出し。さらに「糸原、梅野のピンチヒッターで行った2人のところで、原口がいたんでね。その前で勝負できなかったかなっていう感じはあります」と代打起用に注文をつけた。

 これを受けてMCを務めた谷繁元信氏は「まず糸原のところが坂本の代打じゃないですか。だからキャッチャーを入れなきゃいけないんですよね。阪神ってキャッチャー2人体制なんで、そこがちょっとここの代打の使いどころが難しかったと思うんですよ」とすると、もう一人の解説者の大矢明彦氏も「勝負強さだとやっぱり原口っていうのもあったと思うんですよ。だけど使うわけにはいかなくなっちゃった」と選択肢がなかったと解説した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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