ワーストまであと1敗…9月だけで18敗の広島に谷沢氏「どしっとしたね、そういう戦い方が1つもなかった」と指揮官の迷いを指摘


 広島がヤクルトに競り負け。3位のDeNAが敗れたが、その差を詰めることはできなかった。

 この日は先発を託した床田寛樹が誤算。初回に燕の主砲・村上宗隆にセンターバックスクリーンに叩き込まれ2点を献上すると、5回には小園海斗のエラーをカバーできず、村上と山田哲人、丸山和郁にもタイムリーを許しこの回4点を追加された。6点差を追う打線は、なんとか4点までは返したが一歩及ばず、4-6で敗戦を喫した。

 5月以来の借金生活となってしまった広島に関して、26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「信じられないですよね。8月までの戦いをみていると」と驚きの表情。解説者として出演した平松政次氏は「もちろん戦い方が悪いからこういう形で借金までになってきましたけど、一時はどのチームも広島を追いかけていたんですよ。それがもう負けて負けて負けてひっくり返されましたからね。やっぱこういうことが野球にはあるんだということですね」と改めて野球の怖さを実感していた。

 もう一人の解説者の谷沢健一氏は「打線が元気なくなってきてから、新井監督は本当に猫の目打線ですよ。野間を4番にして凌ごうとしたり、そういうのが連敗にまた繋がっていった。どしっとしたね、そういう戦い方がもう1つもなかった」と指揮官の迷いも失速の原因とした。

 この日の敗戦で月間18敗目となり、球団ワーストまであと1となってしまった広島。暗く長いトンネルを抜け出すことはできるのだろうか…


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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