ドジャース・大谷翔平、前人未到の「51-51」&悲願のプレーオフ進出決定 記録づくめの6安打・3HR・10打点・2盗塁

MIAMI, FLORIDA - SEPTEMBER 19: Shohei Ohtani #17 of the Los Angeles Dodgers hits a two-run home run, his 50th of the season, during the seventh inning against the Miami Marlins at loanDepot park on September 19, 2024 in Miami, Florida.  Ohtani is now the first MLB player to have at least 50 home runs and 50 stolen bases in the same season. (Photo by Megan Briggs/Getty Images)


MIAMI, FLORIDA - SEPTEMBER 19: Shohei Ohtani #17 of the Los Angeles Dodgers hits a two-run home run, his 50th of the season, during the seventh inning against the Miami Marlins at loanDepot park on September 19, 2024 in Miami, Florida. Ohtani is now the first MLB player to have at least 50 home runs and 50 stolen bases in the same season. (Photo by Megan Briggs/Getty Images)

● マーリンズ 4-20 ドジャース ○
<現地時間9月19日 ローンデポ・パーク>

 ロサンゼルス・ドジャースが2連勝を収め、12年連続となるプレーオフ進出が決定。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、MLB史上初の「51本塁打-51盗塁」を達成した。

 マーリンズ先発は4年目右腕カブレラ。初回の第1打席はカウント2-2から甘く入ったチェンジアップを捉え、右中間フェンス直撃の二塁打で出塁。その後一死一、二塁となると、4番ウィル・スミスへの初球でダブルスチールに成功し、日本人選手として2001年のイチロー氏以来となるシーズン50盗塁をマーク。スミスの犠飛で先制のホームを踏んだ。

 2回表、二死一、二塁の好機で迎えた第2打席はカウント1-0から外角低めのチェンジアップを右前に運び、リードを2点に広げる適時打。なおも一、三塁とすると、続くムーキー・ベッツへの2球目で今季51個目の盗塁に成功した。

 4点リードで迎えた3回表、二死一、三塁での第3打席は2番手左腕ベネツィアーノと対戦。フルカウントから内角高めのフォーシームを弾き返し、左中間を破る2点適時二塁打。果敢に三塁を狙った大谷はタッチアウトとなったが、今季7月2日以来の1試合3安打を記録した。

 そして6回表、一死一塁で迎えた第4打席は3番手右腕ソリアーノと対戦。カウント0-1から低めのスライダーを完璧に捉え、右翼2階席へ2試合ぶりの49号2ラン。この一発で2001年にショーン・グリーンが記録した球団シーズン最多本塁打に並んでいた。

 ここまで「49-51」とし、偉業達成に王手をかけて迎えた7回表の第5打席。4番手右腕バウマンに対し、カウント1-2から外角のナックルカーブを逆方向に弾き返すと、打った瞬間本塁打を確信。左翼スタンドへ2打席連発の50号2ランを叩き込み、球団新記録となる一発で「50-50」を達成した。

 偉業達成に止まらない大谷は9回表に第6打席を迎えると、衝撃の3打席連発。二死一、二塁から野手登板の5番手ブルーハンのスローボールを振り抜き、右翼2階席上段へ。この試合最長となる飛距離440フィート(約134.1メートル)の51号3ランを放った。

 この試合の大谷は6打数6安打、3本塁打、10打点、2盗塁の大活躍で自身初のプレーオフ進出を決め、地区優勝へのマジックを「6」に減らした。今季153試合目を終え、打率.294、51本塁打、120打点、51盗塁、OPS1.005をマーク。2005年に松井秀喜氏が記録した116打点を上回り、日本人選手のシーズン最多打点を更新した。

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