広島、痛恨4連敗で首位巨人と1差拡大…また”初回の拙攻”響き中日に完封負け


● 広島 0 - 3 中日 ○
<20回戦・マツダスタジアム>

 広島は痛恨の4連敗で貯金は「10」に減少。試合のなかった首位・巨人とのゲーム差は「1」に広がった。

 先発の大瀬良は初回、外野フライで2つで簡単に二死を奪うも、3番・カリステに左前打を許したあと、4番・細川に先制の2ラン被弾。1ストライク後の外角直球を左中間席に叩き込まれた。さらに、続く宇佐見には4球目のカットボールを右翼ポール際へ運ばれ2者連続被弾。二死からの3連打で瞬く間に3失点となった。

 2回以降はピンチで粘りゼロを重ねたものの、5回裏に巡ってきた打順で代打を送られ降板。5回66球、8安打3失点の内容で4敗目(6勝)を喫した。

 打線は3点を先制された直後の1回裏、先頭の秋山が中前打で出塁。2番・上本も左前打で続いたが、三塁を狙った一走・秋山が憤死してしまった。続く小園は右前打、4番・堂林は四球で一死満塁となったが、5番・坂倉は捕邪飛。続く6番・菊池は二ゴロに倒れ、1イニングで3連打と1四球を記録するも1点も奪えなかった。

 2回以降は立ち直った中日先発・松葉の前に6期まで無得点。8回は中日3番手・松山に対し無死一、二塁としたが、上本が二ゴロ併殺に倒れこの回も無得点に終わった。

 広島は1-6で敗れた4日DeNA戦(横浜)、初回に3安打を集中するも無得点。3-4で敗れた5日の同戦も初回に1番・秋山が二塁打で出塁したものの無得点に終わり、この4連敗中は初回の拙攻が苦戦の要因となっている。

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