玉村昇悟が夏場の救援陣を救うプロ初完投、笘篠氏「手応えをつかむ大きな完投勝利になった」と称賛


◆ 「一人投げ切ってくれたというのはチームにとって大きかった」

 広島がDeNAに6-3で逃げ切り勝利。首位とのゲーム差を「2」に縮めた。打線は、2回に幸先良く先制し、3回に三者連続適時打などで5回までに6得点を挙げた。大量援護をもらった先発の玉村昇悟は、8回まで2安打無四球無失点の内容で相手打線を寄せ付けず。9回、完封勝利まであと少しというところで牧秀悟に3ランを浴び、プロ初完封を逃したものの後続を抑え、プロ初完投の今季2勝目を挙げた。

 30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、プロ初完投の玉村に対して、解説者の笘篠賢治氏は「この暑い中133球の熱投で一人投げ切ってくれたというのはチームにとって大きかった。完封は逃しましたけども無四球の投球で平行カウントにもっていく、そういう投球で組み立てていって打たせて取る。その中でも8つの三振を取っているんですよね。今日は手応えをつかむ大きな完投勝利になった」と無四球ながら三振も奪うという制球力と奪三振力を両立した投球内容を高く評価していた。

 さらに、番組MCを務めた高木豊氏は「(完封を逃したのは)惜しかったですけれどもリリーフ陣を使わない、休ませたのは素晴らしい投球だったと思います」と完投でリリーフ陣を休ませた点に注目し称賛していた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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