本拠地で連夜のアーチを放った村上宗隆に真中氏「今最下位にいますけども、村上選手が打ち出したらわかんない」


◆ 「なんかポイントを掴んだかなっていう、そんな感じがする」

 神宮球場で行われた「マイナビオールスターゲーム」の第2戦は、序盤から両軍ノーガードの打ち合いで点を奪い合うゲーム展開に。両軍合わせて6本のホームランが飛び交う乱打戦となったが、最終的には10-16でセ・リーグが敗戦を喫し、24年度のオールスターは1勝1敗となった。

 24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、連夜のホームランを放った村上宗隆にフォーカスを当てた。

 昨夜は5番で先発出場し左中間スタンドに放り込んだ村上だったが、この日は慣れ親しんだ本拠地でスタメン4番に鎮座。直前のDeNAタイラー・オースティンが1点差に迫る2ランを放つと、村上も負けじとオリックスの守護神のアンドレス・マチャドの投じた低めの157キロストレートを捉え、しっかりとレフトスタンドまで白球を運んだ。

 一時同点となるアーチを描いた村上に対し、まず解説として出演した高木豊氏は「球宴に入る前のDeNA戦でもね、やっぱり反対方向にうまく打ったんです」と昨夜の一打の前にもレフトへホームランを打っていたと指摘。「だから反対方向へは、なんかポイントを掴んだかなっていう、そんな感じがするんですよ。あとは引っ張り出してきて大きいのが出だしたら、3冠を取った時みたいな状態に戻ってくるかなって」とライト方向へ打ち出したら完璧と説いた。

 もう一人の解説者の館山昌平氏は「(ドミンゴ)サンタナ選手が今日後ろにいたというところで、そういったいい流れにもなってきますし、マークも少し薄くなってくるのかなとは思います」と7月5日から戦列を離れていた5番のサンタナの帰還効果を期待。続けて「彼がしっかり打つことによって、 より打線もつながるのかなっていう風に思いますね」と主砲としての仕事に期待した。

 最後にMCを務めた真中満氏は「今日と昨日のホームランで、いいきっかけを掴んでもらいたいなっていう風に凄い思うんですよね。本人もやっぱ気分もいいと思いますし。ちょっとした浮上のきっかけにしてほしいですね。ヤクルトは今最下位にいますけども、村上選手が打ち出したらわかんないですから」とOBとして、元監督として復調を願った。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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