日本ハム、2回以降無得点で西武とドロー 五十幡の美技でサヨナラ負けは回避


西武 2 - 2 日本ハム
<9回戦・県営大宮>

 日本ハムは今季5度目の引き分け。延長12回裏にサヨナラ負けの大ピンチを迎えたが、最後は五十幡亮汰外野手(25)のビッグプレーで引き分けに持ち込んだ。

 日本ハム打線は初回、1番・万波が右中間フェンス直撃の二塁打でチャンスメイクすると、今季初出場の2番・淺間は絶妙なバントを安打を決め無死一、三塁。3番・水谷も左前適時打で続き、先頭からの3連打で先制点を奪った。さらに、5番・田宮の左犠飛で2点目。復帰登板となった西武先発・武内の立ち上がりを捕らえた。

 先発の福島は2回、先頭から連続四球を与えピンチを招くと、三塁・郡司の適時失策などで2失点。ノーヒットで2-2の同点に追いつかれた。3回以降は再びゼロを刻んだものの、同点の7回から救援陣にバトンタッチ。今季2勝目はお預けとなった。

 初回に幸先よく2点を先取した攻撃陣だったが、2回以降はつながりを欠きゼロ行進。延長12回は一死一、二塁の好機を迎えたが、淺間と水谷が連続三振に倒れた。

 白星の可能性がなくなった12回裏は8番手の山本拓が二死一、二塁のピンチを招き、巨人からトレードで移籍してきた松原に左翼後方への大飛球を許した。外野陣は前進守備だったため頭上を越えるサヨナラ打かと思われたが、途中から守備に入っていた左翼・五十幡が背走の末に最後はダイビングキャッチ。韋駄天のサヨナラ負けを防ぐ超ビッグプレーで引き分けに持ち込んだ。

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