オリックス・西川、かつての本拠地でマルチ安打 笘篠氏「上がってきてくれないと。計算していたわけですから監督は」


◆ 一時.198まで低迷していた打率は.229に

 昨季まで広島でプレーしたオリックスの西川龍馬外野手(29)が28日、かつての本拠地・マツダスタジアムで行われた広島戦に「6番・左翼」でフル出場。チームは1-2で敗れたものの、自身は4打数2安打でマルチ安打をマークした。

 2回に無死一塁で初打席に入ると、ブーイングはなく温かい拍手と歓声で迎えられた西川。同い年の広島先発・床田寛樹の前に第1打席は中飛に倒れたものの、4回の第2打席は左前打、6回の第3打席では中前打を放ち、古巣ファンから暖かい拍手を浴びた。

 チームは敗れたものの、自身は4打数2安打で3試合連続安打をマーク。5月上旬で一時.198まで低迷していた打率は.229となり、試合後お立ち台に上がった床田は初対戦となった西川について、「セ・リーグのときじゃなくて、パ・リーグのときにもっと打ってほしいなと思います」と辛口エールを送った。

 28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも西川の打撃に着目。番組MCの高木豊氏は「暖かい拍手で迎えられて、床田も言っていたが、これをきっかけにパ・リーグでも打ってほしい」と注文をつけた。

 解説者の笘篠賢治氏は「西川が上がってきてくれないと。これはもう、計算していたわけですから監督は」とキッパリ。「森もこの前(今季1号の)一発が出て、森の状態も上がってきているわけですから、ここからですよオリックスは」と、同じく春先から苦しんでいた森の状態にも触れ“FA加入コンビ”の巻き返しに期待を寄せた。
 

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

ジャンルで探す