谷繁元信氏「1打席目にインサイドを意識させた」阪神・西勇輝、巨人の4番・岡本に仕事させず


○ 巨人 2x - 1 阪神 ●
<8回戦・東京ドーム>

 4日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-阪神』で解説を務めた谷繁元信氏が、阪神・西勇輝と巨人・岡本和真の打席について語った。

 先発の西は、0-0の初回一死走者なしから佐々木俊輔に中安、続く吉川尚輝に右中間に打たれるも、ホームを狙った一塁走者・佐々木が本塁タッチアウト。二死二塁で岡本を3ボール2ストライクから134キロの変化球で空振り三振。続く1-0の4回一死走者なしのこの日2度目の対戦は、西が2ボール2ストライクから外角の134キロスライダーで空振り三振に仕留めた。

 谷繁氏は「1球目をレフトにファウルされましたけど、あの1球以外はほぼ打てるボールがなかったですよ。両サイドをきっちり投げ分けて三振にとって、1打席目にインサイドを意識させたんですよ。今(2打席目は)1球も使わずに三振」と1打席目と2打席目の空振り三振を解説した。

 西と岡本のこの日3度目の対決は1-0の7回無死走者なしの場面。西は1ボール2ストライクからのスライダーを泳がせ、岡本を左飛に打ち取った。谷繁氏は「1ボール1ストライクから真ん中のスライダーを打ち損じた時点で分が岡本の方が悪くなりましたよね。西からすれば失投ですから、ファウルしてくれたのでさらに丁寧にコーナーを狙ってしっかり投げましたよね」と振り返った。

 西は巨人の4番・岡本を3打数0安打2三振と仕事をさせなかった。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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