佐々木朗希が自己最多7回111球の力投で今季初勝利! 館山氏が「大人のピッチング」と称した理由は?


◆ 勝利の鍵はあの球種!序盤の失点から見事修正!

 ロッテは7日、開幕3カード目の最終戦でオリックスと対戦し、5-2で勝利。ロッテは今季初のカード勝ち越しを決めた。ロッテ先発の佐々木朗希は、自己最多投球数となる7回111球・3安打9奪三振3四死球2失点の力投を見せ、今季初勝利を挙げた。ヒーローインタビューでは「最近あまり球が速くないので、あまり疲れていないです」と述べ、観客の笑いを誘った。

 佐々木は序盤の2回までに2点を失ったが、その後は無失点で投げ抜いた。この見事な修正に、7日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも称賛の声が上がった。

 解説の館山昌平氏は、佐々木の発言を受け「球は速いですよ。今日も150キロ以下のストレートはなかった。160キロを求められる中で、出ないというもどかしさはあると思うが、今日は大人のピッチングだった」と佐々木の球速以外の投球術に注目。

「今まで見たことないような、スライダーを多投して修正していくスタイルだった。序盤フォークとストレートがシュート回転してしまっていたが、スライダーをしっかり縦振りをして上から叩くような、縦スラのようなイメージで投げ、修正をしていた。これでストレートも生き返ったし、フォークも縦に叩くことができていた。試合の中で修正し、それを表現できた素晴らしいピッチングだった」と5年目の成長を見せた佐々木の投球を絶賛した。

 今回は自己最多となる111球の熱投。次回以降の投球に注目が集まる中、館山氏は「次とその次、ここから2試合どういうピッチングをしてくるか」と更なる活躍に期待を込めた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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