日本ハム・伊藤大海「形になって良かった」初の大役は6回無失点で今季初勝利!


● ロッテ 1 - 4 日本ハム ○
<1回戦・ZOZOマリンスタジアム>

 「自分自身ここのマウンドに立つのに、どんな姿であるべきか色々な事を考えながら過ごした期間だったので、それを今日体現する事が出来て良かったなと思います」

 日本ハムの伊藤大海が29日、ロッテとの開幕戦に先発し、6回、4安打、9奪三振、無失点の好投で今季初勝利を挙げた。

 伊藤は初回先頭の藤岡裕大にセンター前に運ばれるも、後続を打ち取り無失点で切り抜ける。2回以降もスコアボードに0を並べ、4回終了時点で毎回の7奪三振。

 5回も岡大海中村奨吾を連続三振で簡単に2アウト。しかし、二死走者なしから佐藤都志也、友杉篤輝に連打、藤岡裕大に四球で満塁のピンチを招く。「5回は疲れが出て来たなという感じだったんですけど、何とか0で抑えようという気持ちだったので、しっかりゼロで切り抜ける事が出来ました」と、ソトを二ゴロに打ち取り、この日最大のピンチを脱した。

 4-0の6回は3番・ポランコから始まる打順もわずか6球三者凡退に片づけ、このイニングを投げ終えたところで降板となった。

 伊藤は試合後、この日の投球について「序盤飛ばしすぎた感じはあったんですけど、一発目ですし思い切って行けるところまで行こうという気持ちだったので形になって良かったです」と冷静に振り返った。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗

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