ロシア ウクライナに軍事侵攻

オリックス・山本由伸「自信を持って」今季4勝目 指揮官は打線に言及「悩ましい」


○ オリックス 1 - 0 ロッテ ●
<8回戦・京セラドーム大阪>

 オリックスがわずか2安打1得点ながら、中10日で登板したエース・山本由伸が好投しロッテに勝利。1日で4位に復帰を果たした。

 オリックス先発の山本が初回を三者凡退に打ち取ると、その裏、プロ初先発の左腕・佐藤奨真から先頭の福田周平が右二塁打を放ち、続く宗佑磨が中前打。この打球を中堅手・岡大海がファンブルしている間に、二走・福田が先制のホームに生還した。

 山本は2回以降、5回以外は走者を背負いながらの投球となったが、要所を締める粘りの投球を披露。8回一死一・三塁の場面では、佐藤都志也を二ゴロ併殺に打ち取り無失点でピンチを切り抜けた。

 9回は抑えの平野佳寿が一打同点のピンチを招きながらもスコアボードにゼロを刻み完封リレー。山本はハーラートップタイの4勝目、平野もリーグ単独トップとなる12セーブ目を手にした。

 試合後、山本は「とにかく丁寧に思い切って入ろうと思っていたので、いい入りが出来て良かった」と立ち上がりを振り返り、「ピンチの場面も多かったけど、しっかり守っていただいて、何とか粘り切ることが出来ました。8回はホントにピンチだったので、助けられたなと思いました。とにかく冷静に、思い切って投げました」とバックの守りにも感謝した。

 4回から6回にかけては5者連続三振もあり、「調子自体もボチボチ良かったので、自信を持って投げられたことが良かった」という山本。完封も見えていたなか8回118球で降板し、「ヒットもボチボチ打たれましたし、四球もボチボチ出しましたし仕方ない」と話した。

 「きょう勝って1勝1敗、明日勝って、勝ち越しなので、宮城に期待したいと思います」と笑顔で弟分にバトンタッチ。登板前には「チームに勢いをつけられるようなピッチングをしたい」と話していたが、明日の宮城にも連鎖すればいい流れが出来る。

 中嶋聡監督は「苦しいゲームにしてしまったという感じですね」と試合を振り返り、約1カ月ぶりに白星を掴んだ山本については、「あまり力まずに入れたのかなと思う」と評価。

 初回の2安打に終わってしまった打線に関しては、「幸先良くというかいい攻撃が出来たと思う」とした上で、2回以降は、「上手いこと投げられたというのもあるんでしょうけど、工夫がないと言いますか、アドバイスとしてバッティングコーチもいろいろ言ってくれてはいるんですけど、これを実行していくのは選手になっちゃうので、それに関してこっちもかなり悩ましい」とコメント。

 「なかなか状態が上がらずに、またピッチャーに負担をかけていくのか?という話になるので、なんとか…なんとかして欲しいかなと思ってますけどね。まあ一枚帰って来たし、これを機にもう一度やってくれたらいいと思う」と、この日、一軍復帰した杉本裕太郎の存在にも言及した。

 最後に「やっていくしかないんで、調子がいい悪いとか関係なく、どうやってつないでいくかという意識をしっかり持たせて、明日はやっていきたいと思います」と語った指揮官。昨年、チームはつなぐ気持ちでリーグ優勝を果たしただけに、初心に帰りたい。


取材・文=どら増田

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