狭山西武ボーイズ、3季連続全国大会出場 村橋が先頭打者アーチにコールド決着打…春季全国大会予選

コールド勝ちを決める一打を放った村橋(右端)を出迎える狭山西武ナイン

◆第55回日本少年野球春季全国大会・埼玉県西支部予選 ▽決勝 狭山西武ボーイズ9―2武蔵嵐山ボーイズ=5回コールド=(11月17日、本庄・ケイアイスタジアム)

 来年開催の第55回春季全国大会(3月26~31日・大田スタジアムほか)の支部予選が各地で行われた。埼玉県西支部では狭山西武ボーイズがライバルの武蔵嵐山ボーイズを下して、2年連続4度目、3季連続の全国切符を獲得した。

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 リードオフマンの村橋が猛打で、狭山西武を全国大会へと導いた。

初回に2点を失った裏だった。「流れを変えるために思い切りいきました」と真ん中高めの球を強振すると、打球は左翼フェンスを越えスタンドで弾む先頭打者弾。 元巨人の福井敬治監督(48)が「チームバッティングができて、大きいのも打てるので1番に置いている」と期待する男が一振りで流れを変えた。

これで終わらない。「僕が先頭打者なのは初回だけ。2回以降は4番だと思ってランナーをかえすつもりで打席に入っている」との言葉通り、2回2死一、三塁で左翼線へ同点二塁打。直後の菊地の勝ち越し3ランを呼び込んだ。5回2死二塁からはコールド勝ちを決める中越えの“サヨナラ打”。4打数3安打3打点。村橋で始まり村橋で終わった決勝になった。

 エースの福井主将が成長痛で今大会は登板を回避。苦しい状況の中で「永遠のライバル」(福井監督)の武蔵嵐山に完勝した。福井主将は「みんなを信じて声を出し続けました。僕は全国大会に照準を合わせています。一つ一つ勝って優勝したい」。頼れる仲間と全国制覇を目指す。

 【狭山西武ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※福井涼太、帰山裕迅、西澤愛翔、片井龍海、松永行太郎、村橋照平、菊地輝、金子夢叶、小山蓮心、後藤結大、山中稜大、堀江勇人、松田琉楓、片桐伸明、吉原隆之介、尾嶋月遙、島居寛都、本多真悟

 ▽1年生 工藤未來、

藤田舞音、桂拓夢、近藤楓貴、中島大悟、下久保潤軌

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