【広島】塹江敦哉、来季目標は100登板!?「何試合でも投げられる準備を」サイド転向の今季53登板

契約更改後に会見した広島・塹江敦哉(カメラ・畑中祐司)

 広島の塹江敦哉投手が3日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1900万円アップの年俸4000万円(金額は推定)でサインした。サイドスロー転向した今季53登板で防御率1・58は、ともに10年目でキャリアハイ。貴重なリリーフ左腕として存在感を発揮した。

 20、21年には2年連続で50登板したものの、昨季は8登板だけ。「昨秋に監督、コーチはじめ、黒田アドバイザーにフォーム変更の提案というきっかけをいただいて、本当に感謝しかない。来年以降も、そのきっかけを大事にして、自分のキャリアを伸ばせるように」と、さらなる進化への思いを強くした。

 53登板は栗林の60登板、島内の58登板に次ぐチーム3位タイだった。「同級生のリリーバー2人。何とか、その2人に追いつき追い越せと思ったけど、差を縮められなかったなと」。来季の目標登板数は「100試合ぐらい投げたい」と、笑った。「冗談です…でも、何試合でも投げられる準備を。100試合、必要とされることはすごいこと。そういう意味では本気です」。今季両リーグ最多70登板した阪神・桐敷の名前を挙げて「どこでも出てくるな…というぐらいになれれば」と、意気込んだ。

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