【ソフトバンク】甲斐拓也、近日中に巨人と直接交渉へ…野球教室のちびっ子「巨人行くの?」に苦笑い

野球教室で子どもたちの質問に答える甲斐(カメラ・田中 昌宏)

 国内フリーエージェント(FA)権を行使したソフトバンクの甲斐拓也捕手が30日、近日中に巨人と直接交渉すると明かした。地元・大分の別大興産スタジアムで球団主催の少年野球教室「ベースボールキッズ」に参加。参加したちびっ子に「巨人に行くんですか?」とド直球の質問を浴びせられ、「すごいなと思いますけどね。僕が子どもの頃はそういうのは詳しくなかった」と苦笑いを浮かべた。

 チームメートの石川は、既にオリックス、ヤクルト、巨人との直接交渉を済ませた。甲斐は「毎回同じ(回答)になって申し訳ないですけど、本当に変わりがなくてですね」と、現時点ではまだ巨人との直接交渉を行っていないことを明かした。

 そして直接交渉を「段階」という言葉で表現。「12月に入っていろいろ段階も踏むところはくると思います。まだホークスさんとも段階的にはできていない部分はある。(決断を)なるべく延ばしたくはないんですけど、僕じゃどうしようもできない部分もある」とスケジューリングを調整した上で、近日中に巨人、ソフトバンクと直接交渉する考えを示した。

 国内FA宣言し、巨人が獲得を目指していた点で同じ境遇だった阪神・大山は残留を決めた。虎の主軸はファンの残留を望む声も決断に影響したと話したが、球界NO1捕手も「パレードやファン感、きょうの野球教室もそうですけど、そういう声は響きます。育成で入ってきて、ファンの方にそう言ってもらえる選手になれるとは思っていなかった。素直にうれしく思う」と鷹党に感謝した。その上で「野球人生において二度はない決断。どういった野球選手でありたいのかを考えていかないと」と熟考した上で最終的な決断を下すと強調した。

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