【ソフトバンク】母親思いの堅実派? ドラ3・安徳駿が契約金の使い道を思案

福山龍太郎アマスカウトチーフ(左)に帽子をかぶせてもらうソフトバンク3位・安徳駿。右は作山和英アマスカウトチーフ補佐(カメラ・有吉 広紀)

 ソフトバンクから3位指名された富士大・安徳駿投手(22)が28日、宮城・仙台市内のホテルで交渉し、契約金6000万円、年俸1000万円(金額は推定)で合意した。契約金の使い道を問われ、「奨学金を返すのと…、母親にプレゼントしたいのと…、あとヘッドホンを買いたいんです」と堅実な回答。一つ目に奨学金が出てくるのも、女手一つで育ててくれた母・文子さんへの感謝があるからだった。「(母親には)欲しいものを聞いて、ないと言われたら自分で考えてプレゼントをあげたい」。大学時代は距離が遠く、文子さんが試合を見に来られなかったと話したが、ソフトバンクのホームスタジアムは一軍も二軍も地元・久留米市と同じ福岡県内。「(みずほペイペイ)ドームで投げるところを見せたい」と話した。

 常にニコニコしている印象の安徳に、ソフトバンク・福山龍太郎アマスカウトチーフは「いつもはあんな感じですけど…」と苦笑いしながら、「マウンドでの姿や能力、球の質やキレ、伸びはトップクラス。一軍で勝負できる」と高く評価。富士大からは安徳を含め、大量6人がドラフト指名された。安徳は「同級生にライバルがいるけど、新人王を取りたい」と目標を掲げ、福岡で成長していくと誓った。

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