来年3月15日に正式決定!巨人VS大谷ドジャース 投手陣は世界一打者斬ってアピール 西舘との花巻東対決も注目
巨人が来年3月15日にドジャースと、同16日にカブスと東京Dでプレシーズンマッチを行うことが26日、決まった。ともにナイターで開催予定。ドジャースには大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)、カブスには今永昇太投手(31)、鈴木誠也外野手(30)が在籍。両球団は同18、19日に東京Dで25年シーズンのメジャー開幕戦に臨むが、その直前に夢の対決が実現する。13年ぶりの日本一を目指す阿部巨人にとっても開幕前の最高の舞台となりそうだ。
メジャーリーガーとの夢の対決が実現する。巨人が3月15日にドジャース、同16日にカブスとプレシーズンマッチを東京Dで行う。両球団は同18、19日に東京Dで開幕戦を行うが、その直前のドリームゲームとして今夏から浮上していたプランが正式決定した。ともにナイターで開催予定。阪神が同15日にカブスと、同16日にドジャースと東京Dでデーゲームで対戦することもあわせて決まった。
最大の注目は巨人投手陣対大谷だ。今季打率3割1分、54本塁打、59盗塁で史上初の「50―50」を達成して満票でナ・リーグMVPに輝いた二刀流。来季は右肘手術から投手としても復活を目指しているが、日本での開幕シリーズで登板できるかは不透明な部分が多い。一方で打者として出場する可能性は極めて高い。
巨人の来季開幕戦は3月28日のヤクルト戦(東京D)。現時点で開幕投手は未定で、有力候補の戸郷に加えて山崎伊も大役に意欲を見せている。開幕2週間前で開幕ローテから逆算して登板順を決める時期に入るが、状況次第では戸郷、山崎伊、井上、先発に挑戦する西舘らさまざまな投手に登板の可能性がある。西舘がドジャース戦に投げるとなれば、高校の先輩の大谷との花巻東対決は注目度が高まりそうだ。リリーフでは大谷と23年WBCチームメートで世界一に輝いた大勢らの登板もあり得る。
MLB開幕戦の直前のため、ドジャース・山本とカブス・今永が巨人戦に登板するかは微妙な状況。だが、野手にとっては直前の貴重な調整の機会。大谷とともにカブスの鈴木が出場する可能性も高い。春季キャンプを終え、オープン戦で競争が激化する中で、対大谷と対鈴木は腕試し、仕上がり具合を確認する場としてこれ以上ない舞台になる。
今季ワールドシリーズを制したドジャースは大谷の他にもベッツ、フリーマンらタレントぞろい。世界一軍団のレベルの高さを肌で感じるだけでも、巨人ナインにとってかけがえのない財産になる。来季の最大の目標は13年ぶり日本一。その開幕直前に実現する大リーガーとの一戦を弾みに開幕ダッシュにつなげる。
◆正力賞特別賞にビデオコメント
正力松太郎賞特別賞を受賞したドジャース・大谷が、NPBアワーズの会場にビデオメッセージを寄せた。ア・リーグMVPの21年、本塁打王とWBC制覇の23年に続き、史上初の50本塁打&50盗塁とワールドシリーズVで2年連続3度目の受賞に、世界の二刀流は「この賞を励みに、来年もさらに上を目指して頑張りたいと思います」と笑顔で喜びを語った。
11/27 05:00
スポーツ報知