慶大・清原正吾の野球引退表明に四国ＩＬ香川・上田誠代表「アッパレ」…オイシックス・野間口貴彦ＴＤも「成功を祈りたい」

　慶大の４番・清原正吾一塁手（４年）が２４日、野球競技から引退する意向を表明した。１０月２４日のドラフト会議では指名がなく、進路を保留。プロ野球通算５２５本塁打を放った父・和博さん（５７）譲りの長打力を評価し、オイシックス、くふうハヤテ、独立リーグ７球団の計９球団から獲得を目指すオファーが届いていたが、堀井哲也監督（６２）がこの日の朝、断りの連絡を入れた。就職浪人しての一般就職が有力視されており、バットを置いて新たな未来へと突き進む。

　清原へオファーを出したイースタンＬのオイシックス、ウエスタンＬのくふうハヤテ、独立リーグのＢＣ栃木、ＢＣ神奈川、ＢＣ山梨、四国ＩＬ香川、四国ＩＬ徳島、ともに九州アジアリーグの北九州下関と宮崎の計９球団にはこの日、堀井監督から断りの電話があった。

　慶応高の前監督で、慶大の前コーチとして１、２年生時代の清原を指導した四国ＩＬ香川の上田誠球団代表（６７）は、ドラフト会議直後に手紙を書くなど、獲得へ熱意を示してきた。「残念でした。でもきっぱりと野球をやめる思い切りの良さには、アッパレと言いたい」と語った。

　元巨人投手でオイシックスの野間口貴彦チームディレクター兼ヘッドコーチ（４１）は「簡単な結論ではなかったでしょう。今後の人生で清原君の成功を祈りたい」と思いやった。