【ロッテ】牛を愛する動物科学科のドラ5右腕・広池康志郎「牛は目が大きくて可愛い」…現在は卒論発表へ猛勉強

契約に合意し、記念撮影に応じたドラフト5位の東海大九州・広池康志郎投手(球団提供)

 ロッテのドラフト5位の広池康志郎投手(22)=東海大九州=が23日、熊本市内で入団交渉に臨み、契約金4000万、年俸800万(金額はいずれも推定)で契約に合意した。広池は「これからが勝負なので、頑張りたい。自分の武器はストレートで、それをインコースにも強気に投げることができるので、そこがアピールポイントだと思う」とうなずいた。

 宮崎・都城市出身の22歳。都城農高から東海大九州に進み、最速153キロの直球を軸に、カーブ、チェンジアップなどで緩急も自在。投球術にたける本格派右腕だ。球団からは2、3年後には先発として期待を寄せられており、今後に向けて広池は「今は課題が多くて、ストレートはマックスではなくて、常時のスピードをあげないと通用しないと思っている。今は145ぐらいで、平均で150ぐらい出したい。後は変化球、決め球の精度だったり、カウントを取れる変化球が課題です」と話した。

 偶然、自身の名前「こウシろう」にも入った牛をこよなく愛している。祖父が地元・宮崎で畜産業を営み、牛を50頭ほど飼っていたといい、「(好きになったのは)周りが牛とかしかいなくて、自然と動物と触れ合う機会が多かったからだと思う」と、身近な存在だった。グラブにも牛のデザインを採用している22歳は「目が大きくて可愛いのと、牛がエサを食べるのを見るのが面白いなと思います」と、“牛愛”を語った。

 同大では農学部動物科学科。現在は12月に予定している卒業論文の発表に向けて猛勉強中だという。テーマは「野焼き管理が土壌に及ぼす影響について」で、「野焼きをしてきた後の土を山から取ってきて、その土を水分とか含んでいるので、乾燥させたりして、pH(ペーハー)とか、伝導度とか難しいのがあって、そういうのを調べているところです」と説明。1月には新人合同自主トレ、2月には春季キャンプが控えているだけに、「卒論が忙しくて、あまり練習ができていない状況なので、早く卒論を終わらせて練習をしたい気持ちがあります」と、目を細めた。

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