【ソフトバンク】近藤健介、FA石川柊太&甲斐拓也にエール「一緒にやりたい」だけど「悔いなく決断して」

少年野球教室「ベースボールキッズ」で小学生にティー打撃の模範演技を見せるソフトバンク・近藤健介

 ソフトバンクの近藤健介外野手が23日、国内フリーエージェント(FA)権を行使した石川柊太投手と甲斐拓也捕手の残留を願いながらも、悔いのない選択をするよう願った。

 かつての鷹の2軍施設、福岡市の雁の巣球場で球団主催の少年野球教室「ベースボールキッズ」に参加。FA権行使の“先輩”として、まず両選手に「一緒にやりたいことは変わらない」と“残留要請”した。しかし「でも自分の人生。悔いなく決断してほしい。(両者とも年齢は)僕より先輩なので、タイミング的にはここなのかなという強い思いもありながらの行使だと思う」と32歳の甲斐、12月に33歳になる石川のファイナルアンサーを温かく見守る考えを示した。

 日本シリーズ終了後では初めての公の場。「練習はガッツリやってます。走るのはリハビリ過程ですが、走ること以外は制限なくやってます。バットも振ってますよ」とシーズン中に捻挫した右足首をケアしながら、来季に向けて既に“始動”していることを明かした。

 「―キッズ」では子どもたちにティー打撃を手ほどきした。「オススメの練習方法を教えてください」という質問にも「僕は壁当てとかやってました」とよどみなく回答。「答えられる範囲の質問で良かった」と笑った。自身も千葉で育った少年時代、野球教室でロッテ・今江敏晃内野手(前楽天監督)らから教わった。プロに学ぶことで感動し、野球選手になる夢を明確にしたという天才打者。「立場が逆になって、(さらに)こういう機会を与えられるようにと思っている」と今後も時間が許す限り“後進”の指導を行っていくつもりだ。

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