ドジャース傘下の3A本塁打王が9回に決勝ソロ 最大5点差追いつかれるも 連覇狙う日本が決勝進出

9回1死、ワードが勝ち越しとなる中越えソロ本塁打を放つ(カメラ・渡辺 了文)

◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 スーパーラウンド ベネズエラ5―6米国(23日・東京ドーム)

 プレミア12米国代表のR・ワード外野手(26)が値千金の一発を放った。

 6回まで5点リードで優位に立っていた米国代表だが、ベネズエラ代表の猛反撃を受けた。6回、7回と1点を失うと、3点リードの8回には代打のD・カスティーヨ内野手(27)に一時同点となる起死回生の3ランを浴びた。それでも、5―5の9回。1死から4番がバックスクリーンに豪快な決勝ソロをたたき込んだ。米国代表はスーパーラウンド(R)最終戦で初勝利。今季はドジャース傘下で33本塁打を放ち、3Aの本塁打王に輝いたワードが意地を見せた。

 これでスーパーRは両チームとも1勝2敗となり、ここまで2勝0敗の日本代表は午後7時からの台湾戦を待たずして2大会連続の決勝進出が決まった。日本はもし台湾に敗れたとしてもスーパーR2勝1敗で台湾と並び、直接対決の結果で2位で24日の決勝進出。3連勝すれば、文句なしの1位通過で大会連覇に王手をかける。

 なお、日本が台湾戦に勝利した場合、1勝2敗で台湾、米国、ベネズエラ代表の3チームが並ぶが、当該チーム同士のTQB(得失点差率)で2位は台湾代表となり、決勝で今大会3度目の「日台戦」が組まれることになる。

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