プレミア12で連覇狙う日本が決勝進出 台湾と決勝戦 米国がベネズエラとの激闘制す…ナイターの台湾戦待たずして
◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 スーパーラウンド ベネズエラ5―6米国(23日・東京ドーム)
プレミア12の米国代表がスーパーラウンド(R)のベネズエラ戦で同ラウンド初勝利。両チームとも1勝2敗となり、ここまで2勝0敗の日本代表は午後7時からの台湾戦を待たずして2大会連続の決勝進出が決まった。台湾の決勝進出も決まり、決勝は日本と台湾が対戦する。
1次リーグ(L)では3勝2敗でB組を2位通過した米国代表だったが、スーパーRでは日本、台湾に連敗。それでも、同最終戦で意地を見せた。0―0の2回。連続四球とバント安打で無死満塁とすると、1死後、今季マイナー戦110試合で104盗塁をマークし、この日も初回に二盗、三盗を決めたC・シンプソン外野手(24)が先制の右前適時打。さらに23年ドラフト1巡目(全体13位)でカブス入団のM・ショー内野手(23)の併殺崩れの間に1点を追加し、2点を先制した。6回にもシンプソンの中犠飛、ショーの中前適時打などで一挙3点を奪い、主導権を握り続けた。最大5点差を追いつかれた直後の9回にはドジャース傘下で今季3A本塁打王のR・ワード外野手(26)が決勝の今大会5号ソロをセンターバックスクリーンに放り込んだ。
ベネズエラ代表は5点を追う6回に3番のH・ロドリゲス外野手(30)の右前適時打で反撃。7回にはCJ・ペレス捕手(28)が1号ソロを左翼席にたたき込んだ。8回には代打のD・カスティーヨ内野手(27)が起死回生の一時同点3ランを放ったが、9回に力尽きた。また、この試合はNPBの白井一行審判が球審を務めた。日本ではおなじみのストライクコールが球場に響き渡り、初回には拍手と小さなどよめきが起きる場面もあった。
19年のプレミア12で優勝している侍ジャパンは今大会でも1次Lで5連勝し、スーパーR進出。21日には米国代表、22日はベネズエラ代表を下し、国際大会26連勝としていた。この日はナイターで台湾戦を控えているが、もし敗れたとしてもスーパーR2勝1敗で台湾と並び、直接対決の結果で2位で24日の決勝進出。3連勝すれば、文句なしの1位通過で大会連覇に王手をかける。
なお、日本が台湾戦に勝利した場合、1勝2敗で台湾、米国、ベネズエラ代表の3チームが並ぶが、当該チーム同士のTQB(得失点差率)により2位は台湾代表となり、決勝で今大会3度目の「日台戦」が組まれることになる。
11/23 15:18
スポーツ報知