【大学野球】札幌大の新監督に元ヤクルトの佐藤真一氏が就任…上原監督から受け継ぎ2007年春以来のリーグ連覇を目指す

2回1死一塁、左前安打を放った伊藤(左)とタッチを交わす札幌大・佐藤コーチ(カメラ・岡野 将大)

 札幌大の新監督に元プロ野球選手の佐藤真一総合コーチ(59)が就任することが21日、分かった。近く正式決定される見込み。上原哲朗監督(74)からバトンを受け、来春は新体制で2007年春以来のリーグ連覇を目指す。

 札幌市出身の佐藤氏は、東海大四(現東海大札幌)、東海大を経て、社会人野球のたくぎんでプレー。強肩強打の外野手として92年ドラフト4位でダイエーに入団した。95年オフにトレードでヤクルトに移籍すると、97年には野村克也監督の下で日本一に貢献。99年には球団記録の25試合連続安打をマークし、05年に引退後はヤクルトの1軍ヘッドコーチなどを歴任した。

 昨年には社会人野球の強豪チームなどからも誘いがあったが、「地元に貢献できたらいいなと思っていた」と、3月1日付で札幌大の総合コーチに就任。初めてのアマチュア指導では朝練習なども取り入れながら改革を促し、今秋35季ぶりのリーグ優勝に導いた。

 指導だけでなく、選手スカウトのために道内外の高校に自ら足を運ぶなど監督就任の準備も進めてきた。来春に向けては野手の主力が多く残る一方、大黒柱の長谷が抜けるなどチーム力は未知数なだけに、新指揮官の采配に注目が集まる。

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