【神宮大会】日体大が初戦敗退 オリックスドラ2の寺西成騎が語った感謝の思い
◆第55回明治神宮野球大会第1日▽大学の部・1回戦 日体大2―7福岡大(20日・神宮)
オリックスのドラフト2位右腕・寺西成騎投手(4年=星稜)の大学野球が幕を閉じた。福岡大に敗れ、初戦敗退。自身は5回から登板し2回1失点だった。5点ビハインドをさらに広げられた形となり「なんとか流れを変えようと思っていた。ふがいない投球だった」と悔しそうに振り返った。
高3の春に右肩の手術をし、大学生活はリハビリからのスタート。リーグ戦初登板は3年生になってからだった。「けがもあったけど最後に神宮まで残れた。指導者の方やお父さんお母さん、仲間、サポートしてくれたトレーナーの方。いろんな人に支えながらここまで来た」と周囲への感謝を口にした。
寺西が感謝する一人に先発右腕の篠原颯斗投手(3年=池田)がいる。篠原はリーグ戦で最優秀防御率を獲得していたが、この試合ではアウトを1つも奪えず敗戦投手になった。「あいつには本当・・・。篠原にここまで連れてきてもらったので。何も悪くないですし、篠原のおかげでこれたので感謝したい」と頼りにしてきた後輩をかばった。
いよいよプロの世界に飛び込む。「オリックス・バファローズさんのエースになれるように頑張りたい」。力強く、確かな決意を口にした。
11/20 18:51
スポーツ報知