【巨人】菊地大稀が160キロ宣言「もっと圧倒的な投球ができると思う」600万円減で育成再契約

育成で再契約し、来季への意気込みを話す菊地大稀(カメラ・堺 恒志)

 巨人から自由契約となっていた菊地大稀投手が19日、都内の球団事務所で育成再契約を結んだ。今季から600万円減の年俸2400万円(金額は推定)で背番号は「001」に決まった。

 育成選手として再出発する来季へ向けては、自己最速を6キロ更新する160キロを目標に設定。「スピードを上げられれば、もっと圧倒的な投球ができると思う。三振率ももっと上がるし、首脳陣の信頼も勝ち取れると思うのでこだわりたい。160キロはまだまだ日本では頻繁には目にする数字じゃない。自分もその域に達せられるように頑張りたい」と意気込んだ。

 昨季は自己最多50試合に登板した右腕だが、今季は3年目で初の1軍登板なし。2軍では36試合に登板して6勝2敗1セーブ、防御率1・00と安定した投球を続けており、球団からは「投げているボールはとてもすばらしいものを持っている。もっと磨いていってほしい」と求められた。

 自主トレの詳細は公表しなかったが、過去2年と同様に山ごもりを行う見通しで「いろんな環境を活用してやりたい」と意欲。「いち早く2ケタ(背番号)に戻せるように。そして1軍の勝ちパターンに割って入れるように。『いつでもいけるんだぞ』と、上(1軍に)にプレッシャーをかけられるように、チャンスをものにしていきたい」と力を込めた。

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