アストロズが「ダイキン」と15年間の球場名ライセンスを提携 菊池雄星との再契約へ潤沢資金確保
アストロズが18日(日本時間19日)、グローバル総合空調企業の「ダイキン工業」傘下の「ダイキン・コンフォート・テクノロジーズ・ノース・アメリカ」と来季から15年間に渡り、米テキサス州ヒューストンの本拠地球場名ライセンス契約を含む業務提携を結んだことを発表した。同球団からFAとなっている菊池雄星投手との再契約を目指す今オフ、潤沢な球団資金が確保された格好。相思相愛とも言われる両者の交渉がさらに加速しそうだ。
「ダイキン工業」は1924年10月に日本で創始され、今年が創立100年。グローバルに事業を展開し、北米本社を構えるヒューストン郊外のウォーラー市には、北米最大規模の巨大HVAC(空調工学)工場があり、コミュニティーには約1万人の従業員がいる。赤羽悟CEOは「スポーツと地域貢献の両面から、アストロズ球団とパートナーシップを結んだことにわくわくしています」と声明の中でコメントを発表した。
関西の中小企業からグローバル企業に成長し、空調メーカーとしては世界1位の売上高を誇る中、北米での市場シェアのトップを目指す「ダイキン」。今回のネーミング・ライツ獲得で、宣伝効果や地域貢献を目指す一方、球団も日本人選手の獲得にさらに力が入りそうだ。
2002年から今季まで名称「ミニッツメイド・パーク」で親しまれた本拠地は来季から「ダイキン・パーク」に変更される。期間は2025年1月1日から、2039年まで。来季の本拠地開幕戦は3月27日(同28日)のメッツ戦となっている。
11/19 07:09
スポーツ報知