【侍ジャパン】2回に佐野恵太が中前適時打で先取点「食らいついて」2戦連続スタメン起用に応える…勝てば1位突破確定

2回1死一、三塁、先制の中前適時打を放つ佐野恵太(カメラ・中島 傑)

◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 1次リーグB組 日本―キューバ(17日・天母スタジアム)

 勝てば1次リーグB組1位突破と、スーパーラウンド進出が決まる17日の侍ジャパンは、キューバ戦の2回に佐野(DeNA)が中前適時打を放って先取点を奪い、2試合連続のスタメン起用に応えた。

 雨が降る中でプレーボール。先発の早川(楽天)は、初回先頭の元ロッテ・サントスを遊ゴロに打ち取るなど、3者凡退の好発進を切った。今季自己最多11勝を挙げた左腕は2回も3者凡退。すると、初回は3者凡退に倒れた打線も、2回には先頭の森下(阪神)が死球で出塁。今季盗塁なしでプロ入り後2年223試合でわずか1盗塁の森下が二盗を成功させ、源田(西武)も四球を選んで2死一、三塁のチャンスを作ると、「8番・指名打者」でスタメン出場した佐野が中前適時打を放って先取点を奪った。

 2ストライクから高めの148キロ直球を捉えた佐野は「追い込まれていましたが、上手く食らいついていくことができました。みんなが作ってくれたチャンスを活かすことが出来てよかったです」とコメントした。

 侍ジャパンは、名古屋のバンテリンドームで行われた13日のオーストラリアとの初戦では、先発した井上(巨人)が5回まで3安打無失点投球を見せると、打線も13安打9得点と爆発して9―3で快勝。台湾に移動した15日の韓国戦では、2回に先取点を奪われるが、森下(阪神)、牧(DeNA)、紅林(オリックス)の3人が2打点で逆転勝ち。前日16日の台湾戦では、完全アウェーの中、今大会初スタメンだった源田がソロを放つなど3―1で3連勝として、突破に王手をかけた。

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