カブス・鈴木誠也が最強チーム「ALL MLB」入りならず 外野は激戦ジャッジ、ソト、ベッツら

 カブス鈴木誠也外野手(30)が14日(日本時間15日)、米ラスベガスで行われた表彰イベント「All MLB Awards Show」で発表されたMLB最強チームをファンと専門家の投票で選ぶ「ALL MLB」のファーストチーム、セカンドチームのいずれにも入らなかった。誠也は外野手部門で最終候補に名を連ねていたが、外野のファーストチームはジャッジ、ソト(ともにヤンキース)、ベッツ(ドジャース)、セカンドチームはデュラン(レッドソックス)、T・ヘルナンデス(ドジャース)、メリル(パドレス)が選出された。

 今季がメジャー3年目だった誠也。132試合に出場して21本塁打、16盗塁は自己最高の成績を残した。本塁打を除いたフィールドに飛んだ打球がヒットになる確率を示す「BABIP(安打―本塁打)÷(打数―奪三振―本塁打+犠飛)」では、・370で、両リーグトップの数字をマークし、「ALL MLB」の外野手の最終候補17人の中に名を連ねていた。

 「ALL MLB」は昨季までで受賞し日本人選手は3人。大谷は先発投手で22、23年にファーストチーム、21年にセカンドチームに入り、指名打者では21、23年にファーストチーム、22年にセカンドチームに入った。さらに、20年には先発投手でダルビッシュがファーストチーム、前田がセカンドチームに入った。

 ◆ALL MLB 2019年にMLB機構が創設。リーグの隔たりをなくしたメジャー全体のベストチームを作る。ファン、メディア、リーグ関係者などの投票で選出される。先発投手が5人、救援投手が2人、外野手が3人で捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、指名打者はそれぞれ1人で、ファーストチーム、セカンドチームが選出される。

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