【阪神】大腸がん乗り越えた不屈の男・原口文仁がFA行使、糸原健斗は残留へ

原口文仁

 阪神・原口文仁内野手が今季中に取得した国内FA権を行使することが12日、分かった。11日までに申請書類を提出した。宣言残留を視野に入れつつ新たな可能性を模索する。今後14日にFA宣言選手として公示され、15日から他球団との交渉が解禁となる。

 原口は帝京高校から2009年ドラフト6位で阪神に入団。度重なる故障、大腸がんを患うなど試練の連続だったが、不屈の精神で戦い抜いてきた。近年は代打の切り札としてチームを支え、今季は52試合に出場して打率2割4分1厘、2本塁打、9打点だった。

 一方で、同じく今季中に国内FA権を取得した糸原健斗内野手は行使せず、残留の意思を固めたとみられる。今季は89試合の出場で打率2割1分6厘、0本塁打、9打点。勝負強い打撃で来季も虎に貢献する。

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