牧秀悟「98年会」で交流、桑原将志“闘魂注入ミーティング”も…侍合流 日本一に続き世界一へ

侍ジャパンに合流した牧(左から紅林、1人おいて村林、源田=カメラ・小林 泰斗)

 「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に出場する侍ジャパンが8日、バンテリンDで全体練習を行った。DeNA・牧秀悟内野手(26)、桑原将志外野手(31)ら日本シリーズに出場していた4選手がチームに合流し、全28選手が集合。2人は日本一に続き世界一を目指す決意を示した。

 「WBCを経て優勝するのはすごく大切なこと。あれを成し遂げるために今回も集まりましたので、一戦必勝で戦っていきたい」と語るのは4番候補の牧。昨年3月のWBCでは世界一。DeNAでは主将も務めており、チームをけん引できる存在は大きい。前日7日には才木(阪神)、早川(楽天)ら同学年7選手で「98年会」を行い「しゃべったことのないメンバーもいて、人柄や性格を知ることができたのでいい会になった」と交流も深めた。

 日本シリーズMVP男の桑原は合流初日から「らしさ」全開。紅林には練習中に「紅芋タルト!」と名字の「紅」にかけたいじりで声をかけ、「面識がない頃から(試合中に)言っていた。今回言ったろと思って」と笑う。井端監督にはDeNAでのような闘魂注入ミーティングを期待されており、「思うことがあれば素直に言おうかなと思います。姿勢でも言葉でも鼓舞できれば」と意欲を見せた。

 まずは13日の初戦・オーストラリア戦(バンテリンD)へ向けて9、10日にチェコと強化試合(同)に臨む。指揮官は「想像したよりも選手の調整がいい。この2試合で野手、投手が状態を上げるのが優先。しっかりとチームの状態を見極めて本大会に進みたい」と見据えた。日の丸を背負う誇りを胸に、世界の頂へ歩を進める。(田中 哲)

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