【広島】新井監督「質も量も追い求めたい」日南秋季キャンプ初日 開始早々から19歳の若ゴイを密着指導

秋季キャンプ初日から仲田侑仁(左)ら若手を熱心に指導した広島・新井貴浩監督

 広島は4日、宮崎・日南市での秋季キャンプをスタートさせた。5日の侍ジャパンとの練習試合、10、13日の西武との練習試合を含め、休日を除く14日間で9試合の実戦を予定する。新井貴浩監督は「質はもちろん量も追い求めたいと思っています」と、若手に充実した“鍛錬の秋”を送ることを求めた。

 今季リーグ最低の打率2割3分8厘、52本塁打に終わった打線の底上げが急務だ。28歳の末包を最年長に、若手主体の秋季キャンプ。午前中から打撃に特化したメニューが組み込まれた。新井監督は球場入りして即、19歳・仲田侑仁内野手に密着指導。今季最終戦で高卒新人として球団史上初となる4番を任せた高校通算23発の右の大砲候補。打撃ケージやティー打撃など、場所を変えても付きっきり身ぶり手ぶりを交えながら、アドバイスを送った。

 就任2年目を終えた指揮官は、マツダで2日まで行った秋季練習でも、これまで以上に直接指導する姿が目立つ。「若手の教育リーグもチェックしてますし、自分が気付いたことというのは、どんどん発信していこうかなと思います」。ここから約2週間、積極的に手を差し伸べながら若手育成に取り組んでいく。

 ◆秋季キャンプ参加者

 ▼監督、コーチ(13人)

 新井貴浩、藤井彰人、朝山東洋、小窪哲也、菊地原毅、永川勝浩、石原慶幸、小林幹英、福地寿樹新井良太倉義和

 ▼投手(19人)

 大道温貴、森翔平、常広羽也斗、高太一、益田武尚、滝田一希、高橋昂也、赤塚健利、長谷部銀次、松本竜也、河野佳、斉藤優汰、玉村昇悟、遠藤淳志、日高暖己、杉田健※1、デロスサントス※2、オルティス※2、ブリトー※2

 ▼捕手(4人)

 石原貴規、持丸泰輝、清水叶人、高木翔斗

 ▼内野手(8人)

 林晃汰、韮沢雄也、仲田侑仁、矢野雅哉、内田湘大、佐藤啓介、二俣翔一、ラミレス※1

 ▼外野手(7人)

 中村健人、末包昇大、田村俊介、中村奨成、中村貴浩、ロベルト※1、メヒア※2

 【注】※1は育成、※2は練習生

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