【DeNA】敵地3連勝で26年ぶり日本一王手 筒香嘉智V打&牧秀悟3ラン

4回無死一、二塁、3ラン本塁打をナインに迎えられた牧秀悟(カメラ・上村 尚平)

◆SMBC日本シリーズ2024第5戦 ソフトバンク0―7DeNA(31日・みずほペイペイドーム福岡)

 セリーグ3位のDeNAが完璧な試合運びでパ・リーグ王者のソフトバンクを下し、敵地で3連勝。対戦成績を3勝2敗とし、1998年以来26年ぶりの日本一に王手をかけた。

 3日連続で主導権を握り、押し切った。3回2死一、二塁から7番に入った筒香が中前へ先制打。2017年日本シリーズで敗れた悔しさを知るスラッガーに続き、4回には主将の牧が左翼へ3ランを放った。打線は6回までに先発全員安打。勢いの差は歴然だった。9回に3点を加点し突き放した。

 先発のジャクソンは中4日ながら、7回3安打無失点と快投。投手の有原に適時打を許して敗れた第1戦の雪辱を果たした。5番起用したフォードが筒香の先制打につながる安打、4回にはエンドラン成功後に3ランと、三浦監督の采配もさえた。

 本拠で連敗という苦しいスタートとなったが、敵地に移った第3戦から3連勝としぶとさを見せた。レギュラーシーズンではソフトバンクの貯金42に対し、DeNAは貯金2。史上最大の下克上へ、11月2日に本拠地・横浜で第6戦に臨む。

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