【社会人野球】ENEOSの名将・大久保秀昭監督が最後のタクト「やり切った感じ。感謝しかない」

ベンチで采配を振るうENEOS・大久保秀昭監督 (カメラ・川口 浩)

◇第49回社会人野球日本選手権 ▽1回戦 ミキハウス2-0ENEOS(31日・京セラドーム大阪)

 名門・ENEOSはミキハウスの元巨人投手・桜井俊貴(31)の前に5安打完封負け。今大会限りで退任する史上最多の都市対抗優勝4度を誇る名将・大久保秀昭監督(55)は最後の花道を飾ることができなかった。

 「悔しい。桜井君に対して点数を取るのは簡単ではないと思っていた。想定はしていたが…」

 2点ビハインドの9回には無死満塁の好機を演出したが、4番で主将の丸山壮史(25)は一ゴロに倒れるなど、後続が断たれた。

 「丸山は悔しくてしょうがないんじゃないですか。でも丸山で勝った試合もあるし、責められない。4番でキャプテンである以上、期待もある。また来年、頑張ってほしい」と語った。

 ユニホームを脱ぐことに「寂しさはない。やり切った感じ。感謝しかない」と大久保監督。今後はチームディレクターとして携わっていくことになる。

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