大谷翔平「もう無理かなと思ったんですけど…」 WS第2戦で左肩亜脱臼 レジェンドたちに明かした本音
◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース6―7ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、ワールドシリーズ(WS)第5戦、敵地・ヤンキース戦に「1番・DH」で先発出場。左肩の亜脱臼から3試合連続の強行出場で4打数無安打に終わったが、チームは最大5点差を逆転して20年以来4年ぶりの世界一に輝いた。
試合直後のグラウンドでのセレモニー、シャンパンファイト、記者会見を経て大谷は米中継局「FOX」の番組に出演。元ヤンキースのA・ロドリゲス、ジーター、元Rソックスのオルティスらに祝福され「Thank You」と応えた大谷は「本当に長いシーズンでしたけど、こういう形で一番最後までプレーできて、その中で勝てて光栄だと思います」と笑顔。オルティスから昨年3月に世界一となったWBCとの違いを聞かれ「WBCは一気に集まって国を代表してって感じですけど、長いシーズンをファンの人たちと戦い抜いて、今日もドジャースの敵地でしたけど、いっぱい来てもらって、そこで勝つっていうのはまた違う喜びがあったなと思います」と明かした。
WS第2戦では盗塁を試みた際に左肩を亜脱臼。それでも、強行出場を続けた大谷にジーターが「プレーし続けたのは責任感を感じてのことか」と切り込むと「けがした直後はもう無理かなと思ったんですけど、その後の処置も含めて(同僚のみんなが)必要だって言ってくれたのがまず一番僕にとってうれしかったですし、最後までプレーしたいなという気持ちにさせてくれたのが僕にしては大きかったかなと思います」と説明した。
A・ロドリゲスからは「数週間後に日本に行く予定があるので、酒、すし、六本木、おすすめなことを教えてください」という“変化球”も飛んだ。最後はアナウンサーから「シャンパンファイトにも慣れてきて(今回で4度目)楽しんできている」と言われ「まだハマキは吸ってないので、今後またこうやってできるように、もっともっと何回やってもいいと思うので、また頑張りたいなと思います」と力を込めた。
10/31 19:51
スポーツ報知