「ウィル・スミス」が“珍5連覇” 球団も人も違えど5年連続世界一「非常にうれしい」

◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース6―7ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)の所属するドジャースが、3勝1敗と王手をかけて迎えたワールドシリーズ第5戦、敵地・ヤンキース戦で、ワールドシリーズ史上最大となる5点差をひっくり返す逆転勝ちをして、4勝1敗で2020年以来4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに立った。大谷はメジャー7年目の移籍1年目、山本はメジャー1年目で悲願の頂点に立った。

 20年からワールドチャンピオンには、ドジャース、ブレーブス、アストロズ、レンジャーズ、ドジャースと4チームが輝いた。そんな中で5連覇を達成したのは「ウィル・スミス」だ。

 だが、同姓同名の有名俳優でも、1人の選手でもない。20年にドジャースのウィル・スミス捕手が頂点に立つと、35歳左腕のウィル・スミス投手(現ロイヤルズ)は21年にブレーブス、22年にアストロズ、23年にレンジャーズと移籍して、22年はポストシーズンの登板こそなかったが1人で3連覇。今季はロイヤルズでポストシーズンに進出したが、ポストシーズンでは登板機会がなく、敗退した。

 今季、またしても頂点に立ったのはドジャースのウィル・スミス捕手(29)。正捕手としてドジャースの4年ぶりの頂点に貢献した。ドジャースのスミスは「非常にうれしい。1年頑張ったのが報われたと思う。応援してくれた日本のファンにも非常に感謝しています」と話した。

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