大谷翔平の7年目世界一は意外にも日本人最遅タイ 山本由伸は日本人最年少頂点…2人で世界一は3度目

◆米大リーグ ワールドシリーズ第5戦 ヤンキース6―7ドジャース(30日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、ワールドシリーズ第5戦の敵地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、ドジャースが7-6で勝って4勝1敗でヤンキースを倒し、20年以来4年ぶり8度目のワールドチャンピオンに輝いた。大谷はメジャー7年目で初めて出場したポストシーズンで一気に頂点まで駆け上がり、山本由伸投手(26)は、メジャー1年目にして歓喜の瞬間を迎えた。

 これまで、日本人選手でワールドシリーズに出場してチームがワールドチャンピオンになった選手は7人いるが、山本と同様にメジャー1年目でワールドチャンピオンを経験した日本人選手は05年井口(ホワイトソックス)、07年松坂、岡島(レッドソックス)に次ぐ4人目で最速タイ。26歳での頂点は、27歳だった07年松坂、13年田沢(ともにレッドソックス)を抜く最年少となった。

 大谷はメジャー7年目で初めてのワールドシリーズ制覇。メジャー7年目での頂点は、09年松井秀(ヤンキース)、ワールドシリーズで出場のなかった08年田口(フィリーズ)に続いて最も遅い記録となった。

 日本人選手が1チームで2人ワールドシリーズに出場して頂点に立つのは07年の松坂&岡島、13年の上原&田沢(ともにレッドソックス)以来3度目で、ナ・リーグでは初の快挙となった。

 【過去の日本人選手のワールドチャンピオン】

 ▽1998年 伊良部(ヤンキース)※WS出場なし

 ▽2005年 井口(ホワイトソックス)

 ▽06年 田口(カージナルス

 ▽07年 松坂、岡島(レッドソックス)

 ▽08年 田口(フィリーズ)※WS出場なし

 ▽09年 松井秀(ヤンキース)※WSでMVP

 ▽13年 上原、田沢(レッドソックス)

 ※注 99年伊良部(ヤンキース)、08年井口(フィリーズ)、09年井川(ヤンキース)、16年川崎(カブス)は所属チームがワールドチャンピオンも、ワールドシリーズで登録されず。

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