大谷翔平が左肩負傷直後、ナインに送った自虐ネタ「これはワールドチャンピオンへいいサインだ」…米報道

 ドジャース・大谷翔平投手(30)は28日(日本時間29日)、ワールドシリーズ第3戦の敵地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3打数無安打だったが、先制のホームを踏むなど2四死球でチームの勝利に貢献し、ドジャースは3連勝で4年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけた。

 大谷は26日(同27日)の7回に、二盗を試みた際に左肩を亜脱臼。試合終了後はチームとは離れて精密検査を受け、試合終了後にニューヨークへ移動したチームのチャーター機とは別便で移動した。マンシーは第3戦の試合前に、チーム本隊がドジャースタジアムから空港へ向かうバスの中で大谷から「僕は大丈夫だ」という趣旨のメッセージが、選手だけが入ったグループチャットに大谷から投稿されたことを明かした。

 大谷は第3戦の終了後に、ナインへ送ったメッセージの真意を「実際に検査を受けて、処置をすれば(第3戦に)出られる状況だということだったので、それに対して、自分のベストを尽くしますよということです。チームの士気だけは下げたくない」と明かした。

 ESPN(電子版)のJ・パッサン記者は大谷が贈った内容について「みんな、ナイスゲーム! 前回(WSを制覇した2020年)は、ベリンジャーが肩を脱臼した。今季は僕の肩が脱臼した。これはワールドチャンピオンへいいサインだ」、「あさってプレーできるように全力を尽くします。ニューヨークでまた会おう」と投稿したと報じた。ドジャースが前回ワールドチャンピオンに輝いた20年は、リーグ優勝決定シリーズでベリンジャーがE・ヘルナンデスと喜びを分かち合った際に右肩を脱臼。ワールドシリーズにも強行出場してド軍は頂点に立った。チームをさらに勢いづけるための、自虐ネタだったようだ。

ジャンルで探す